当科ではCT・MRI・X線TVなどの診断装置から、多くの画像情報が寄せられます。画像診断の専門チームとして、臨床情報を参考に必要な検査や治療方針について有用な情報を迅速に提供しています。また地域施設との連携による検査も積極的に行っています。
詳しくは地域医療連携室のページをご覧ください。
診察補助部門 放射線科
安全管理はもとより、乳幼児からご年配の方まで安心して検査を受けていただけるよう常に心がけております。スタッフ一同で皆様の健康管理のお手伝いをさせていただきます。
X線を利用する検査を受ける場合、医療被ばくは避けて通れません。しかし量的には極微量であり、人体に影響を及ぼす心配はほとんどありません。それよりも疾患の早期発見や治療の有用性のほうが大きいと考えられます。検査に対する疑問や心配なことがございましたら、どうぞご遠慮なくお尋ねください。また地域施設との連携による検査も積極的に行っていますので、詳しくは地域医療連携室のページをご覧ください。
- 一般撮影装置
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X線を利用して骨や組織、臓器などを画像にする装置です。当院では安全に撮影検査ができるように、乳幼児専用装置を準備していますのでご安心ください。胸部撮影では、臓器の形や腸内ガスの状態、結石像などまた骨の撮影では、骨折や関節の形などから疾患を診断します。このX線写真を診断することにより、より詳しい検査が必要か判断します。
- X線TV装置
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体の中を透視しながら行う胃透視や注腸検査がよく知られています。整形外科領域では、椎間板ヘルニアの検査、また関節の動きの観察や骨折した骨をもとの位置に戻すときなどに利用します。お腹の中に管を挿入するときの確認や腎臓の精密検査にも多く利用されます。
- マルチスライスCT装置(令和3年更新)
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X線を利用して全身の横断面を画像にできる装置です。
一般撮影では描出できない内部の構造や疾患の状態を知ることができます。
令和2年度末に更新された最新鋭装置です。1.8秒程の息止めで胸部の撮影が可能なため体の動きなどの影響は少なく明瞭な画像が得られます。
- 1.5テスラMRI装置
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強力な磁石と電波を利用して身体の任意断面像を撮像する装置です。脳疾患や脊髄疾患の検査が多くを占めますが、その他あらゆる疾患に対して利用されます。CT検査では抽出が難しい生体機能を明瞭に画像化でき、診断価値の高い画像情報を提供します。平成27年3月アップグレードにより最新の装置に生まれ変わります。