当院では厚生労働省の方針にしたがって、医薬分業を推進しています。外来患者さまには原則院外処方せんを発行し、院外の保険薬局等でお薬を受け取っていただいています。会計前の待合ホール右端に津市薬剤師会の協力のもと、院外処方せんカウンターを設けご希望の調剤薬局を紹介しています。なお、院外処方せんの有効期限は発行日を含め4日間(土曜、日曜、祝日を含む)ですので、院外処方せんを受けとられましたら、4日以内に保険薬局にお持ち下さい。
患者さまが安心して薬物治療を受けていただけるよう、日々の業務に取り組んでおります。
スタッフは薬剤師5名で、調剤部門に4名、治験部門に1名勤務しています。
学会等認定資格(平成27年2月1日現在) | ||
日本静脈経腸栄養学会NST専門療法士 | 1名 | |
日本褥瘡学会認定褥瘡薬剤師 | 1名 | |
日本薬剤師研修センター認定 小児薬物療法認定薬剤師 | 1名 | |
日本薬剤師研修センター認定 実務実習指導薬剤師 | 2名 |
患者さまごとの処方せんに基づきお薬を調剤します。処方せんの内容について、用量・飲み方・服用時間、のみ合わせなどを確認し、患者さま一人ひとりに適した形で調剤を行っています。また、患者さまが入院時にお持ちになったお薬を判別し、当院に該当する薬品があるかどうかなどの薬品鑑別も行っています。
入院されている患者さまや家族へお薬の使い方や効果、副作用等をわかりやすく説明いたします(服薬指導)。
お薬の最新情報を収集し、医師・看護師やその他の医療スタッフに速やかに情報提供することで、患者さまの安心で安全な薬物療法につながるよう努力しています。また、医師や看護師などからお薬の質問を受け、資料を検索してその質問に回答することも行っています。
薬剤師が、医師・看護師やその他の医療スタッフと連携して、栄養管理、褥瘡予防、院内感染対策、糖尿病、禁煙などの治療やケアに当たっています。また、医療安全対策にもチームに加わり医療事故防止に取り組んでいます。
病院内で使用する処置用薬品や、市販されていない治療に必要な薬品を調製しています。
お薬が患者さまに交付されるまで、薬剤師が専門的な知識を基に適切な品質管理と在庫管理を行っています。
薬物が医薬品として患者さまの治療に使われる前には、必ず「治験」という臨床試験が必要で、当院での治験実施の可否については治験審査委員会で審議されています。この治験を適正かつ円滑に実施するため、治験に関する事務手続きをはじめ、患者さんへの説明補助、治験薬品の保管および調剤、服薬指導など、患者さまと医師、製薬会社の橋渡し的な役割も担っています。
その他に、学校薬剤師として隣接する県立緑ヶ丘特別支援学校の環境検査(飲料水、空気、照度検査など)を行っています。